不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

記憶にしかない味

 洋食屋のメニューに「ビーフシチュー フランス風きしめん添え」とあった。幅広いパスタの事を言っていると思われるが、それならそう書くであろうしフランス風の意味がわからない、これを確かめたかったが食べたいのは他のものなのでまたの機会にした。きしめん専門店というものもあるそうだが、「きしめんを喰おう」と思う事がないので行く機会がなさそうだが、こんな事を書いた今こそ行くべきなのかもしれない。岐阜住まいの小学生の時、名古屋にある塾に週末通っていたのだが駅ホームにある立ち食い蕎麦屋ならぬ立ち食いきしめん屋に行った事があった。きしめんの記憶は喰った事以外にないのだが、そこで食べた焼鳥がやけにうまかった事は鮮明に覚えている。もも正肉のタレだったが、何よりも冷たかったのだ。両国国技館の焼鳥は温かくないけれど冷めただけであって、冷たくはない。そこの焼鳥はヒヤッとして、温かい汁のきしめんとマッチしていて、小学生ながらそのうまさに感動したものだ。時間があまり合わなかったので数回程度しか行けなかった。いまの名古屋駅にもきしめん屋がいくつかあるがあの時と同じ店なのかはわからない、調べればわかりそうだが、あまり深追いせずに思い出としてとっておこう。