不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

銭を払う事

はてなブログで記事の有料販売が可能に! 新機能「記事の有料販売」をリリースしました - 週刊はてなブログ

 この一報を聞いた時に真っ先に思ったのは、自分の日記記事を有料にするかどうかではない、はてなブログの末端にある身辺雑記・日記に銭を払うような奇特な人はほぼいないであろう事はわかっているし、少なくともいま私が書きそれを読む人との関係に金が介在する余地はないと考えている。そうではなく、愛読しているブログが有料販売に切り替わったら私は銭を払うだろうか、という事だ。いくつかの有料メルマガは購読しているが、ほとんどがいわゆる著名人であり、彼らに銭を払う事にハードルはない。何かしらの情報を得るためだったら銭を払うのもわかる。そうでなくとも、いまさら銭を払ってコンテンツを得て、消費していく事を拒否するような事はない。だが、誰かの日常を、誰かの映画や音楽の感想を、一方的なものが多いけれど、時にはお互いに読み合っているようなささやかな関係が、金が介在する事で変質してしまう気がするのは、ナイーブすぎるであろうか。ふと何かで行き着いたブログで思いもよらぬ出会いがあったものだが、それがなくなってしまうのだろうか。有料にする方を批判したいのではない、いや結果的には批判となってしまっているのかもしれない。意外と棲み分けができてうまくいく可能性も十二分にある。だけど、ちょっとだけ、嫌だな、と思ってしまったのであった。