不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

茹でるだけ

 以前書いた事があるはずだが、我が家の料理体制は「君つくる人、僕あらう人」で、お互いにそっちの方が好きだから問題ないのだけれど、洗うのは億劫でもやろうと思えばできるが作る方はある程度経験を積んでおかないと稚拙なものしかできないので、自分は洗う人だと決めつけずにたまには作らないとなとわかってはいるがあまりその機会がない。そんな体制の中で何故かパスタを茹でる事だけは、私の仕事として定着している。難しいものではない、湯を沸かして、塩を入れて、麺を入れて、測った時間に味見して確認して、麺をあげるだけである。それだけだが毎回カミさんは「じゃあお願いします」と頼んでくる。別段、私が茹でた方がうまくできるわけでもないのに。今日も大雨から帰ってきて着替えたら、「お願いね」と言われ、鍋を見たらすでに塩が入っていた。やりたくないとは思わないけど(むしろ料理の作業はなんであれ好きではある)ここまで用意してくれるのならその先もやればいいのに、と不思議に思いながら今日も私が茹でた、うまかった。