不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

一〇月三日、雨の靴

 今日は散歩日だなと歩き出してから数分でカミさんが「足が痛い」と言う、靴が当たると。これまで履いていた靴ではないかと問うと先日洗ったのだが縮んだみたいだとの事。騙し騙し歩いてみたが、やはり痛い、踵を踏んでサンダルのようにしてズタッズタッと歩くもそれでは大変だろうというところで思いついた。カミさんは防水の雨の日靴を持っておらずいつも靴が濡れてはしょんぼりしていた。このブランドの靴はゴアテックスとコラボしていてデザインもいいよと教えた事があって、いいねと言いながら買う事もチェックする事もしないので気に入らなかったのかなと聞いてみたらそういうわけではなく、ただ何となく買う気にならないと言い、そのまま時間だけが過ぎていった。これはいいタイミングかもとその靴屋に連れていき、試し履きをさせる。させたら「うーん、これはいいね!」と笑顔で言うので、すぐさま「これください」と誕生日プレゼントとして俺が買って履いてきた靴を箱に入れて買った靴をそのまま履かせる。半ば無理やりだし、わりと歩くので消耗の早い靴をプレゼントにするのはどうかなとも一瞬迷ったがここで買わないとこいつ一生雨靴を買わないだろうと思ったし気に入ったようなのでこれでよし。プレゼントを決めろと書いた翌日に、プレゼントが決まるとは思わなかった。