不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

『ベルセルク』を我先に読もうとする高校時代だったんだ

漫画家 三浦建太郎さん死去 54歳 「ベルセルク」などの作品 | おくやみ | NHKニュース

 『ベルセルク』の三浦健太郎が急逝した一報は本当に驚いた、五十四歳、あまりに早い。途中までは読んでいたのだが休載が多く遅々とした進行だったので、これはあとからまとめて読もうと思っていた。体調があまりよくないような話は聞いていて「作者死ぬまでに終わらなかったりして」と冗談を言った事はあるが、それは八十、九十歳まで描いても終わらなかったという意味であって、こんな若くして逝くなんて思っていなかった。高校時代に読み始めて、あまりのおもしろさでぶっ飛んだ、悪友たちもしっかり読んでいて共通の話題だった。確実に俺の血肉になった漫画だった、一時期はむさぼるように読んでいた。この先、残されたプロットから続きが描かれる可能性はあるけれど、それでもやっぱり、本人に描いてほしかった。無理をされていたのだろうか、無理は駄目だ、みんな寝ろ、休め、そしてひたすら生き延びろ、生きれば次がある。久々に愕然とする訃報だった。

逃げ出した先に楽園なんてありゃしねえのさ
辿り着いた先、そこにあるのはやっぱり戦場だけだ
帰れ、ここはオレの戦場だ。行け、お前はお前の戦場に……

祈るな!!
祈れば手が塞がる!  てめェが握ってるそれは何だ!