不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

五月三一日、ジョーダン

 パスタ屋で友人Tと昼飯を喰っていたら雨が降ってきた。強いね、でも短時間でやみそう、やんだ、よかったよかった、また降ってきたよ、えー。Tは自転車だったので小降りのタイミングで急いで帰っていった、気をつけて。俺はパーカーのフードを被りながら歩いていたら、先日まで閉まっていた古本屋が開いていたのでつい覗く。気をつけるとはいえ、友人とメシ喰って、古本屋に行ける時間が戻ってきた。映画館も始まる、あとはライブだがこれは先が長そう。

 家に帰って、Netflixマイケル・ジョーダン:ラストダンス』を最後まで。かなりおもしろかった。「シカゴ・ブルズ」に特別な響きを感じる人なら必見。初期スリーピートと後期スリーピートを行き来しながら主要登場人物の半生を振り返す構成、当然ジョーダンがメインでプレイを見ているだけでも楽しい、何だその動きはと驚いてばかり。しかもここぞという時に決めるあたりがスターのスターたる所以だ。そうは言っても、一人ではなく周辺の人物が重要で、人材をどう見つけてどう活用するのかがポイント、言うなれば縁があるかないか、どんな物事でも結局はそこに行き着く。一人では生きていけない、やっていけない、スポーツでも生活でも。キーマンの一人、GMのジェリー・クラウスは2017年に亡くなっていて残念、彼こそが一番話を聞きたい人物だった。最終エピソードでとってつけたかのようにジョーダンの子供たちが出てきて笑った、別にいらないだろあの話。