不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

続・髪を切りたい

 髪が伸びて鬱陶しい、ガチガチに固めてしまったら楽になるのではないかと思うが、そんな事はしない。整髪料をつけなくなって二十年弱経つ、中学生の時はムースだのジェルだのをつけていた、高校でもたぶんつけていたと記憶するが山の上の男子校の寮生活で髪型を気にしていたとも思えないのでつけていなかったかもしれない、半年以上放ったらかしにして後ろで縛っていた時期があった、ちょうど『不夜城』の金城武みたいな感じだ、あれにちょっと憧れていた、俺は金城武ではないのに。つけない理由は夜に髪を洗わないといけないのと(湯では毎日洗うがシャンプー・リンスは三日に一度くらい)、つい髪を触ってしまう癖があるから。担当美容師からは「つけてくれ、その方が髪型がきまるんだから」と言われるが切るのが上手いので何もしなくともちゃんとした髪型になっていて大丈夫と返したら「自分の腕のよさが仇になるとは」とボヤいていた。切りに行く頻度はいまこそ二、三ヶ月に一度だが昔は三ヶ月から半年くらいだった、伸びるだけ伸ばしてばっさり短くしていた、「美容師の敵ですね」と担当に言われた、ちゃんと美容院に来ているというのに敵扱いされて笑った、俺は俺で、これだけ髪に無頓着な客がわざわざ代官山まで切りに来るのかと我ながら疑問に思いますと言ったら担当美容師も笑った。