不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

外見

 会社で白シャツ黒綿パンにグレーのジャケットを着ていたら、別部署の人に「おめかししてどうしましたか、偉い人に会いに行くんですか」と言われた。第一に普段どういう格好をしていると思っているのだ、第二に最近はもっぱらこの服装だ。前々から書いているが、それなりに背の高いヒゲの生えた眼鏡のオッサンなのに、外見を覚えられない。背の高さはさすがにみんなに把握されているが、ヒゲも眼鏡も「してましたっけ?」と言われる事多数である。かなり痩せたのに「太った?」と何人もに言われた。上司が最近入った社員の髪が長い、「早く切れ」とぶつくさ言うのだが、ちょっと前まで俺の髪はボサボサバサバサで切った今でもその人より長いくらいだが、俺に「切れ」と言わないのは外見を認識していないからではないかと疑っている。強く印象付けたい、他人から覚えられたいとは思わないものの、認識くらいされてもいいのではないか。久し振りに会った人に挨拶する時が一番ドキドキする。外見をボヤッとしか覚えられなくてもいい、むしろそれが武器になる職業に就くべきだったが、そんな職業は詐欺師とスパイ以外に思いつかない。