不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

戦い続けて30年

 ついこの間デビュー25周年ライブに行ったと思ったら、もう30周年だという。月日の流れの速さを実感していたのだが、「25周年ライブは丸26年の時にやって、今回の30周年ツアーは29年目にやっているので、25年と30年の間が3年しかないんですね」と宮本が言っていてズッコケそうになった。適当すぎんか、スタッフさんよ。
 ともあれ、昨夜はエレファントカシマシ 30th ANNIVERSARY TOUR 2017 ”THE FIGHTING MAN” at オリンパスホール八王子に行ってきた。大会場ばかりに行っていて、ホールクラスは『STARTING OVER』の時の渋谷公会堂以来かも。あの時はCCレモンホールだったか。とにかくあそこ。
 曲間のMCで曲説明や思い出を話し、メロウな代表曲を中心に、時折ギアが上がる瞬間はあれど、一曲一曲丁寧に歌い上げていて、もちろんそれも曲をたっぷり楽しめるんだけれど、ちと物足りないなぁ、ベスト盤のツアーだとこんなものかなと思っていたのだが、第二部に入るや一気にシャウト&バースト、中でも“生命賛歌”はこれまでの中でもベストパフォーマンスと言ってもよかった。ちょっと放心するほど。その他では“RAINBOW”はやっぱりすばらしい。“やさしさ”が聞けたのはうれしかったが、もっと音を少なめにして、スローの方が好き。
 これ以上のライブは何度も見ているので、楽しんだけど総じてはまあまあでした。やっぱりミヤジは有線マイクを使ってこんがらがっていた。フォーラムの無線マイクはなんだったのか。ひと時の夢か。演奏面ではトミのドラムが頭一個抜きんでてよくて、みんなを引っ張っていたと思う。まさかデビュー30周年でさらに上がるとは思わなかった。いまだ先を見たいと思えるバンド、エレカシ恐るべし。