不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

休日派シェフ日記

 昨夜の会は映画好きが集まる会だったのだが、何故か「好きな作品は」という質問より、「どの辺の映画館に行きます? 最寄は?」が一番多くなされていた。俺の場合はだいたい新宿中心なのだが、近所である吉祥寺にも行く。とはいえ、バウスシアター閉館後は回数は激減してしまったのだが。現在、吉祥寺の映画館は吉祥寺オデヲンと吉祥寺プラザの二館があって、どちらもシネコンではなく、いわゆる昔の普通の映画館だ。オデヲンは駅前にあってそれなりに盛況のようだが、プラザは商店街を抜けた先まで行かねばならないので、いつも空いている。ここで『テッド』を見た時は、平日だったとはいえ人気作との評判から縁遠い、10人未満だった。場末の映画館っぽさが好きなので、運営は大丈夫なのだろうかと心配していた。
 今日はそのプラザで上映中の『シェフ 〜三ツ星フードトラック始めました〜』を見に来た。またひどい副題がついたものだが、「シェフ」というタイトルの作品が近年だけで数作あるので仕方ない気もする。それはともかく、他の上映館では軒並み全回満席という噂を聞いていたので、プラザではどうなのか、またガラガラだったら(有り難いけど)ちょっと……と勝手に心配していたら、結構な混みようでホッとしたし、ここにこれだけ人が来るのだから、話題になっているんだなとも思った。実際に見てどうだったかというと――ここまでハッピーに突き抜けた作品は昨今珍しいかも。感情や関係、ネタの匙加減が絶妙で、かつ料理をきちんと中心に置いているからだろう(わりとそういう映画は少ない)。言うまでもなく、料理は映画に置き換え可能で、ジョン・ファブローの痛烈な一撃が爽快でした。これはおもしろかったな。DVD出たら買っちゃいそう。気分が落ち込んだ時に見たい。感想はまた後日。
 とっとと帰宅し、荷物を置いてからスーパーに行って食材を買う。夕飯は茹で鳥、キノコバター炒め、白米、春雨スープ。食後はほうじ茶と読書。
 入浴。日記書き。読書。寝る。