最近聞いている音楽

　Arctic Monkeys『AM』。かなりいい。もう何度も聞いている。前作前々作は悪いとは言わないまでも、俺にはメロウすぎてまあまあだっただけに、今作はどうかと警戒しながら聞いたのだが（先行シングルがよかったので期待もしていたけどね）、これはもしかしたらファースト以来、いやファーストの呪縛から脱する転換の一枚になるかもしれない。それくらいグッド。まずメロディメーカーとして秀逸で、今回はかなりいぶし銀に仕立てている。前半にキメの曲を入れて、後半はミドルテンポ中心だからアルバム一枚単位では弱いけど、リピートすると良さが増して延々と聞いていたくなる。来日してくんないかなー。

AM

　Franz Ferdinand『Right Thoughts, Right Words, Right Action』。フランツは前作が好きなだけに、アークティック・モンキーズと違って結構期待していたのだが、残念ながら拍子抜け。確かにフランツの音が鳴っていて心地よいけど、ちょいと地味で平坦過ぎてフックがない。よく言えば安定してるわけで、味わいはあるんだよ。でも、途中で飽きたよ。通常版を買ったつもりが限定盤を買っていて、スタジオライブ盤が入っていたのだがこちらも微妙なり。

Right Thoughts, Right Words, Right Action (LTD Edition Double Gatefold CD)

　The Fratellis『We Need Medicine』。5年ぶりの新譜だが、あまり変わってなくて、それがいい。深さはないけど、ノリノリな良曲ばかり。いいバンドで、せっかく再結成したんだから、長くやってください。来日するならライブ行くよ。

We Need Medicine

　吾妻光良 & The Swinging Boppers『Senior Bacchanals』。何を言う事があろうか。文句なしのオリジナル・グルーヴを余すことなく味わえる。ドメスティックな歌詞もたまらない。本当に唯一無二。まだライブ行きたい。

Senior Bacchanals

　Passion Pit『Gossamer』。出だしっから繊細なのに、キラキラしちゃって、でも一人ぼっちなんだよね、みたいな感じの音。どんな感じだよ。ともあれ、1枚目に続きグッドです。でも踊れる印象は、俺にはないな。

GOSSAMER

　Toro Y Moi『Underneath the Pine』。ジャケットがキモい。iTunesでは別のイメージをはめ込んでいる。いわばベッドルームからの音楽だけど、リズムがどこかファンクっぽい気がする。まぁ俺はファンクはあまり知らんから適当な印象ですが。嫌いじゃないです。そういや、来日するらしいね。

Underneath the Pine