不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

最近読んだ漫画

 いしかわじゅん吉祥寺キャットウォーク』3巻(エンターブレイン。この巻から等身がグッと大人っぽくというか普通というか、になった気がする。下膨れは相変わらずだけど。例によって本筋はなく、一話完結なのだが、どこか繋がっていて、これが妙におもしろい。最近の漫画の中では一番好きかも。

 新久千映ワカコ酒』(徳間書店。酒も飲めんのに一人酒漫画を買ってしまった上に、結構楽しんでしまった。基本はシンプルな線なのが好みだし、料理はキッチリ書いていておいしそう。酒が飲めたらこういう事やっただろうなぁと詮無き夢を見たりした。まぁ酒はなくとも、料理はこんなふうに全身で楽しみたい。
ワカコ酒 1 (ゼノンコミックス)

ワカコ酒 1 (ゼノンコミックス)

 片倉真二まんぷく遊々記』(エンターブレイン。webエッセイ漫画の単行本化。『ワカコ酒』と違ってこの人の場合、人物も料理もデフォルメされてているんだけど、これはこれで愛らしく、うまそうに見えるからいい。本当はオッサンだとわかっていてねも。とりあえず、富士そばでカツ丼を喰わねば。
まんぷく遊々記

まんぷく遊々記

 えすとえむ『IPPO』(集英社)『その男、甘党につき』(太田出版。この人は線が好きだし、題材もいいなと思うのだが、総合的な作品となると、コマでも演出でも行間でも、もう少し埋めてほしいなと思う。余白とか余韻とかではなく、単純に足りないと感じるのだ。センスは好きなんだけどな。
IPPO 1 (ヤングジャンプコミックス)

IPPO 1 (ヤングジャンプコミックス)

その男、甘党につき

その男、甘党につき

 オノ・ナツメ『GBパーク』(竹書房。GBはゲート・ボールのこと。オノ・ナツメの等身短いキャラのほのぼの4コマ+α漫画。あまり期待していなかったけど、わりとよくできていておもしろかった。そういや、この人の時代劇漫画って読んだ事なかったので、今度手に取ってみよう。個人的にはイタリアジジイものと、COPPERSシリーズが好きなのだが、こちらの続きはもう書かないのかな。
GBパーク (バンブーコミックス)

GBパーク (バンブーコミックス)

 こうやって並べると、つくづくバトル・アクション漫画を読まなくなったと思う。アメコミなどは興味あるのだが、高価なのでなかなか手が出ず。まぁぼちぼち読んでいこう、とのんびりしていると絶版になったりするから困るんだけどね。