4年振り2度目の胃カメラであった。
前回は鼻からだったが、今回は病院が代わったので口からの挿入となる。喉の方がつらいと聞いているので、いささかビクつきながら病院へ向かった。胃酸を抑えるらしい薬を飲み、喉の麻酔を行い、横になる。さあ来るぞと身構えていたら、「じゃあ、注射しますね。眠くなりますよ」と言ってチクッ。え、そういう麻酔（鎮痛剤？）もするんだ、と思ったのもつかの間、頭がクラクラと。マウスピースをはめられて、胃カメライン。麻酔をしたのもあるだろうが、カメラを飲む瞬間の苦しさは鼻でも口でもあまり変わらない気がする。
鼻からだった前回は喉は普通なのでしゃべられた。そのためか、医者に「ほら、胃ですよ」「見えます、これ？」とやたら話しかけられたし、モニターも見る事ができた。しかし今回は喉からなのでしゃべれない。というかマウスピースをはめているので無理。そもそも医者がそういう話をしてこずに、「苦しいところですががんばって」「もう少しです」くらいしか声をかけなかった。それが普通なのかもしれない。そういえば前回は胃の中にガスを入れられたのだが、今回はなかったな。カメラの性能の違いだろうか。ガスのせいでやたらとオナラとげっぷが出たものだ。
何分経ったかわからないが、無事に終了。曰く「十二指腸が少し荒れていますね」。4年前とほぼ同じ診断だな。詳しい事は月末に改めて（日時が合わず、結果を聞くのがずいぶん伸びてしまった）。まだ麻酔が効いているので、控室に移動して15分ほど休憩。部分的な麻酔は数回経験があったけど、頭がぼーっとするような麻酔は初めての経験だったので、ちょっと驚いた。
ほどほどに抜けたなと感じたところで、会計をして病院を出る。会社に行くが、やはり麻酔が残っていたのか眠くてしょうがない。会社に着くなり、思わず机に突っ伏して短い時間ながら熟睡してしまった。その後も何となく頭がぼーっとしていたし、喉や食道、胃に違和感が残っていた。
やれやれ。なるべくやりたくないものだ。健康一番。
