不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

一通、出し忘れた

 今日の仕事はメールを何通か出す、というだけだった。仕事というほどのものでもないが、いつもの人もご無沙汰の人も初めての人もいたので、文面を考えるのが少したいへんだった。特に初めての人は。だいたいメールで初めての挨拶というのは有りか無しか。失礼とまでは言えないけど、ベストな方法ではないのでは。電話がいい気もするけど、個人的には電話は一方的で不躾な気もしてしまう(もらってそう思うわけではないのだが)。手紙だとちょっと大仰かな。
 そういえば、誰だったかある作家が友人に「一週間後に自宅にうかがう」と葉書を出して都合を聞き、またその返事を葉書でもらって――という一日単位の連絡のやり取りをしていたと書いていて、そういう長いタイムスパンっていいなと思った。文明が進めば進むほど時間が生まれるはずなのに、結局はその時間の隙間を埋めてしまっているわけだ。葉書の時代に戻りたいとは言わないけれど、時間の隙間がない状態は、やっぱり豊かではないよなぁ。