起きた第一声が「疲れた」だった。徹夜明けで変な時間帯に寝た上にiPhone紛失騒動まであって、うまく眠れなかった。掃除と洗濯をしてから外出。図書館往復の後に投票。昼飯を食べてから、新宿に出て、映画館でチケットを買ってから紀伊國屋を覘く。今日はあまり新宿に人がいない気がする。セガフレード・ザネッティでジュースを一杯飲んでから、再び映画館シネマカリテへ。
『バーニー みんなが愛した殺人者』を鑑賞。つまるところ、これはいい人と悪い人が本心でぶつかり合ったが故に起こってしまった殺人なわけで、いい人すぎるのも（そして性格が悪いままの人も）難儀である。事の結末を彼が粛々と受け止めていた。彼が化け物とは思えない。しかし詐欺師だったのかもしれない。いや、やっぱりいい人なのかも……。もう少し彼と彼女の気持ちが知りたかったが、その辺は当人にしかわからない。それでいいと思う。
だから、事件以上に事を語る町の人々が不気味に思えた。結局君たちは都合いいようにしか彼・彼女に接していなかったのではないか、と言いたくなった。誰も本心でぶつからないし、ぶつかってくるのを拒否している。これは単なる片田舎の話でなく、小さな共同体で起こりうる、怖い話と言えるのかもしれない。いけすかないながらも、仮面を遠慮なく剥ぐマシュー・マコノヒーと、イノセントを失わずに青年になったジャック・ブラックの対比がおもしろかった。面会後に独房に戻る、ペンギンのように歩く後ろ姿が印象的だった。
上記の感想、もう少し長くして別掲の予定だったが、書いていたらブログの具合がおかしくなって、あれよあれよとデータ消失。書き直すほどの内容ではないので、このままで。
鑑賞後、吉祥寺に出て駅前の交番に紛失届を出す。すると似たような手塚治虫のキャラカバーをつけたiPhoneが武蔵野警察署に届けられているという。そんなものはいくらでもあるので、あまり期待せず、しかし一応後日見に行く事にする。
ちょっと買い物をしてからバスで戻り、自宅近所のうどん屋で夕飯。帰宅すると、ちょうど選挙番組が始まる時間だったのでサイダーを飲みながら見る。悲喜こもごも阿鼻叫喚のお時間。すぐに飽きてしまったので風呂へ。
日記を書き、アイスコーヒーを仕込んでから寝る。明日も休み。
