- 『ソーシャル・ネットワーク』/The Social Network
- 『ザ・タウン』/The Town
- 『シリアスマン』/A Serious Man
- 『BIUTIFUL ビューティフル』/BIUTIFUL
- 『光のほうへ』/Submarino
- 『ゴーストライター』/The Ghost Writer
- 『さすらいの女神〈ディーバ〉たち』/Tournée
- 『ミッション:8ミニッツ』/Source Code
- 『マネーボール』/Moneyball
- 『サラの鍵』/Elle s'appelait Sarah
見た順。まだ見たい作品があと数本あったのだがスケジュール的に厳しいので現時点での10本を選んでみました。もしかしたら後日修正を入れるかもしれません。かなり悩んで、泣く泣く落とした作品多数有り。当初は順位をつけるつもりだったが、1位くらいしか決められなかったのでやめた。ちなみにその1位は『マネーボール』。自分でも意外。
ここに挙げたものだけでなく今年気に入った作品は、大小の違いはあれど「この世界とどう対峙していくのか」というテーマが根底にあるものばかりで、耳元で囁かれたり、心をそっとなでられたり、背中を強く押されたり、冷たい水を地肌に一滴垂らされたりと何かと刺激され、好みのままにとっちらかっていた昨年までの自分とはずいぶん傾向が変わったように思う。ここに挙げたものはアメリカ映画ばかりになってしまったが、非英語圏の作品をもっと見たいと思っているのもその一環かもしれない。
不思議なもので、今年はこれまで以上に映画を見るのが楽しかった。さらに言えば映画がより好きになった。本数なんかどうでもよくて、見たい映画を見ていけばいいやと考えた結果、社会人になってからもっとも多くの新作映画を見たと思う(68本)。いまさらながら映画の見方/姿勢がわかったというか。感想書くのも楽しかったし。まぁ後半、息切れしちゃったんだけど。来年も早速『J・エドガー』や公開されないと思っていた『テトロ』などが待っている。
俺が映画に求めているのは現実と虚構のツイスト&シャウトで、それによって上を向けばいいのか下を向けばいいのかわからない中でも、少なくとも前を向く事を忘れさせないでくれる。しょせん娯楽であり、生活の余白に存在するものだが、余白の在りようでその形は決まるものだと思うよ。来年も余白を楽しみたい、楽しもう。
今年は以上です。有り難う、映画。