沙村広明『ハルシオン・ランチ』を読んでみた。「地球外美少女がイート&オート!?」と帯にあるが、「オート」は「Auto」ではなく「嘔吐」の事。何でも食べて、それを吐くと食べたものが混ざってしまう。それの繰り返しの漫画。
いや、これではどういう内容かさっぱりだろうが、本当にこんな漫画なのだ。物語は一応あるのだが、ネタまみれの展開に、「えーっと、どうしたらいいのかね?」という気持ちでいっぱいになる。はちゃめちゃコメディとは言うが、ここまでやっていいとは編集者も思ってなかったのではなかろうか。自由過ぎ。シュール過ぎ。一ページの内容を処理するのに時間がかかる。
正直、おもしろいのかどうか判断が難しい。まだ1巻だから、というよりこの暴走っぷりに頭がついていかんからだ。人を選ぶ作品だと思うので、作者のコメントを読んで気が向いたら読んでみてはいかがかと。
はじめまして!
この単行本には夢・希望・生脚ブーツ…そういったものが一杯詰まっています。
人によっては生活のニッチがすごく埋まります。
人によっては新古書店に直行でしょうか。
そういうお前らには後でちょっと言いたいことがあります。
頭から足の先までネタまみれ。出てくる登場人物はすべて性格破綻。でも、女の子はみんなかわいい。彼女たちもおかしいけど。
先の展開が、いろんな意味で気になりすぎる作品。

- 作者: 沙村広明
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2010/03/05
- メディア: コミック
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