不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

連休派鑑賞日記

 バッティングセンター、自打球でメガネ破損。しょんぼり。かけるのに問題はないが。
 ダイ・ハードをDVDで見る。何度目の鑑賞だろうか、いつ見てもおもしろい究極のアクション映画である。自然に出来上がる動機と伏線、社会風刺、絶体絶命の中からの大逆転。唸るほど練られた脚本には感心しっぱなしで、見るたびに新たな要素を発見できる。大人になって、ほんの少しだけ英語を理解できるようになると、字幕で無視されている一言にも気がつく。たとえば、ジョン・マクレーンとタカギ社長の初対面シーン。たとえば、ラスト付近でパウエルに「女房のホリー・ジェナロ」と紹介するが、ホリーが「ホリー・マクレーン」と訂正するシーン。
 ぼやきながら、「女房を助けださんと」と血だらけ埃まみれになるジョン・マクレーンの神々しいタンクトップ+裸足姿。刑事という職業的使命は二の次で、女房助けと、むかつくからぶん殴りたいという思いだけで高層ビルを所狭しと走り回り、絶体絶命の危機をはねのけながら、無線の向こうにいる唯一の相棒を頼りに暴れまわる。カッコよすぎて、感動する。すばらしい。
 夜は「キング・オブ・コント」を見る。東京03サンドウィッチマンとお気に入りが出場していたので熱心に見ていたが、奇しくもこの二つが優勝争い。おもしろさで言えば同点だが、完成度で言えば東京03がダントツ。何が起こるかわからんという魅力もあるが、コント勝負となると完成度は重要だ。東京03、すばらしかった。というか、みんなおもしろかった。
 見終わって思ったところが二点。
 一つは、芸人がジャッジをするのはどうなのか。小説の賞でもそうだが、同業の人間だけで評価を下すのは、やはりどこかで偏りが生まれてしまうと思う。何人か違うジャンルの人間もいるべきだ。誰がいいかはわからないけど、「お笑いファンなんです〜」というアイドルとかは嫌。
 もう一つは、コントで4分は短いのでは。漫才(M-1)とコントが同じ時間というのは解せない。どのコンビも、ちょっと間がつまっていたように見えた。個人的にコントは5分以上かかるものだと思う。無理に生放送にしなくたっていいから、もう少し長い時間を与えてほしい。せめて6分。そうすれば、もっと高度なレベルのコントが出てくるはずだ。
 鑑賞を楽しんだ一日。