高橋源一郎・山田詠美『顰蹙文学カフェ』読了。最近の高橋源一郎の視点視線はピンと来ないし、山田詠美のエッセイや対談はあまり好きではないので、どうかと思ったが、これはすこぶるおもしろかった。
中原昌也が、二人にネチネチと追い詰められて、ついに「書く」事に対しての自我というか意識というか、「本音」を吐きだしたのは、読み応えがあった。あとは、車谷長吉を読まねば。いつも「読まねば」といってなかなか読んでいないのだが。
しかし「顰蹙を買え」と言うが顰蹙って自覚的に買うものなのかねぇ。ちょっと違う気がするが。
- 作者: 高橋源一郎,山田詠美
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2008/06/06
- メディア: 単行本
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