丸谷才一『蝶々は誰からの手紙』を適当に読み終えたのだが、おもしろくない。なんだか野暮ったいのだ。『いろんな色のインクで』はなかなかポップで楽しめたのだが。丸谷才一も歳を喰った、という事か。
書評とか本のエッセーはまだ楽しめたのだが、巻頭の対談はいただけない。そりゃ俺も毎日新聞の日曜版の書評は欠かさずチェックしているけど、自分でそれを言っちゃさ。「あれって凄いでしょ」=「俺って凄いでしょ」なんか読みたくないって。まだ雑誌のインタビューに答えたのならまだしも、自書の巻頭に置いちゃいかんでしょ。野暮すぎ。
- 作者: 丸谷才一
- 出版社/メーカー: マガジンハウス
- 発売日: 2008/03/21
- メディア: 単行本
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