不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

プロレスの深さ

 すげー久し振りに新日鑑賞。仕事をしていて起きていたので。
 永田裕志vs真壁刀義IWGPヘビー級選手権。ヒールになった真壁を見るのって初めてじゃなかろうか。永田が負けたら長州が髪を切るって煽りVTRにあったけど、いまさら長州の髪にどんだけの価値があるんだか。その前に長州は関係ないんじゃないのか。
 試合は全く噛み合っていない。それは多分、真壁が理由。雑誌とかで見る限り、結構なヒールになったのかと思ったけど(それともIWGPだからか)、中途半端なヒールになっていた。なんていうか、「ヒールってこういうもんでしょ」というヒールを演じている様にしか見えない。チェーンの使い方もありきたりだし、両者の流血も見え見えだ。まぁ流血はいいんだけど。
 真壁の醸し出す空気が何とも言えず凄かった。嬉しいのと悲壮感とごちゃ混ぜ。凄く頑張っているんだけど、絶対に勝てないと伝わってきて、しかも多分これが最初で最後の晴れ姿だろう。金沢克彦の「10年かけてここまで来た真壁刀義のこの姿を、同期の藤田和之、真壁をとことんシゴキ抜いた佐々木健介にも見てもらいたい!」という涙声の解説がそれを物語っていた。
 そして「これがプロレスです、これもプロレスです」というセリフも。雑草がこういう形で華を咲かせるんだもんなぁ。プロレスって凄いよなぁ。
 永田のバックドロップからの体固めで勝利。永田さん、芸が細かくなってきた気がするんだけど、どうかな。
 あとGBHって、やってる事もその存在もどうかと思います。