不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

政治漬け

 カストロの映画を見た足で向かった都内某所、次の参院選に出馬する××さん*1を応援する会に行く。××さんは仕事で付き合いがあり、無所属で出るので会社で応援してあげる事になったのだ。……全然ここの繋がりが理解できない……。
 俺は主義・主張が合うのなら政治活動だって参加するが、××さんとは主義も違えば、主張も受け入れられない。何より××さん自身、好きではない。なのに、何故こんな会に参加しなくてはいけないんだ。昨日、嘘をつこうと思っていたのは、この会の手伝いをサボりたかったからだ。
 結局、まぁアシストだし手伝ってやるかと思って会場について驚いた。150〜200人集まる、結構な規模のパーティであり、我々以外にスタッフがいるのかと思ったら、後援会の人が3、4人いるだけ。殆どやらなければいけないではないか。呆然としていたら、上司・社長がいたので話を聞くと、なんと上司たちもつい先ほど(開場2時間前)状況を聞いたそうだ。そんなメチャクチャな!
 段取り・進行も知らず、本を売ると言うくせにお釣りはなく、お土産があると言うくせに何を渡すか知っている人がいなくて、スタッフTシャツ・ジャンバーがあるから着ろと言う。黄色いだっさいやつだぞ。しかも(当たり前だが)××さんの名前入り。絶対着ない。持って帰れと渡されたが、直ぐに捨てる。
 グチャグチャのまま何とか対応していく。苛立ちは募るばかり。ああ、もう!
 それにしても、少しは名が知れているとはいえ、無所属の立候補者を応援する会に結構な人がくる。つまりは、金が集まる。こうやって支援を集めて、演説して、票を集める。そして当選・落選。こういう人が全国に何千人もいるのが日本の選挙なのか。カストロの姿を見たせいか、随分のん気だなぁと思ってしまった。勿論、ゲリラのあるキューバがいいなんて言うつもりはないけど。
 結局、会は4時間近くかかった。一応は成功のようだ。××さんは来てくれた人は勿論、上司、社長、カメラマンにお礼を言っていた。現場スタッフには(少なくとも俺には)一言もお礼を言わなかった。ただの一言も。

*1:自主規制