不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

グッとくる

 Bob Dylan『MODERN TIMES』。65歳、キャリア45年、通産44枚目のアルバム。何回ファンの新陳代謝が行なわれたんだろう。いつになったら終わるのだろう。熱心なディラン・リスナーではない俺には、決して新しくは聞こえない。正直、これを昔の曲だと言われても疑問を抱かないだろう。だからと言って古臭いわけではない。むしろ今だからこそ耳を澄ますべき作品な気がする。
 絶望を、愛を、喪失を、そして、その失われたものを未だに求め放浪を続けている。最悪の状況だからこそユーモアを持って歌を歌う事を歌っている。とにかくディランは歌で語っている。言葉は違えど、イメージとして何かを抱く。もう20年以上ツアーを続けている。極東の島にも、来てくれないかな。
《Meet me at the bottom, don't lag behind
 Bring me my boots and shoes
 You can hang back or fight your best on the frontline
 Sing a little bit of these workingman's blues》
(“Workingman's Blues #2”)

MODERN TIMES

MODERN TIMES


 一緒に買ったのはマドンナのアルバム。遅ればせながら聴いております。ダンス・クイーンはもう直ぐ来日。ドームがディスコになる瞬間が近づいている。

Confessions on a Dance Floor

Confessions on a Dance Floor


 もう一枚。チバユウスケの新バンド、The Birthdayのデビューシングル。ドラムがクハラカズユキというのが嬉しい。彼のタイコが一番好きだ。
《大気圏くらい突破してやるよ》(“stupid”)
《なぁ奇跡ってやつをもう一回信じてみよう
 真夏に咲いたポインセチアみたいに》(“ハレルヤ”)
 ぶっ飛んだスケールの歌詞、ロマンチズム溢れる歌詞。言葉たちがカラッカラでスッカスカのロックンロールに乗って聴こえてくる。アルバムが待ち遠しい。

Stupid

Stupid