チョコ買ってこよ

　先日、身体がだるくなったと書いてから、ずっとだるさが取れない。風邪かと思ったが（それもあっただろうけど）、多分冷房病じゃないか。配置換えをしたので去年と席が変わっており冷房の影響を受ける席になった。暑がりで汗かきだが冷房は好きではない。できるなら使いたくないので、自宅では風呂上りとか寝る前に少しつけるくらいなのである。会社勤めだから仕方ないのだが。
　で、だるいので本を全然読んでいない。読んでいないのに買うからタチが悪い。今日もamazonで4冊。これではいかん、という事でまずはリハビリで漫画を読む。リハビリ？
　よしながふみ『西洋骨董洋菓子店』（全4巻）。
　男三人（後に四人）が経営しているケーキ屋「アンティーク」が舞台。男だらけという設定で、よしながふみはボーイズ・ラブ漫画もたくさん描いているので、敬遠していたのだが、信頼できる友人（大げさな表現だな）が推薦していたので思い切って購入。思い切ってといっても中古だ。
　ドラマにもなったし、どんな展開なのかと思ったら、筋はありながらも短編集みたいだった。ケーキ屋を中心とした日常。物凄く美味そうなケーキ達。
　『フラワー・オブ・ライフ』の時にも書いたけど、この人は日常会話とかが物凄くいい。それほど多くない言葉で、でも的確に、でも押し付けない。
　メインとなる話もあって、それも勿論いい。決着の付け方も心地よい。
　簡単に変われない人間。やっぱり嫌な事も起こる。何かが解決したように見えて、何も変わらない。でも、一日を過ごす事で、少しは変わる、かもしれない。
　ニクい程うまいな、この人。とりあえず洋菓子と紅茶欲しくなった。

西洋骨董洋菓子店 (1) (ウィングス・コミックス)