不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

そこはいつも赤

 必ずと言っていいほど赤信号でひっかかる交差点がある。たとえば新宿駅南口から西にある西新宿一丁目の交差点、ルミネの建物からファーストキッチンへと向かう信号を、そのままスルッと歩けた事はなく、必ず赤信号で止まっていた。久しく行っていないが、いまでも行ったら赤信号になるだろうと思っている。会社の近所の、大きめの交差点もいつも行きたい方向が赤信号になる。むろん、全て偶然である、たまたまだ、思い込んでいるだけで青信号だった事はあるかもしれない、だけどやっぱり今日も赤信号に引っかかった。いつも赤でその場に引き留めるのは、私の事が好きなのか嫌いなのか、どっちなのだろう。そもそもこの場合の「好き」は誰(何)が主語になるのだろう、などと思いながら青になるのを待っていた。