不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

一二月二四日、マエストロ、イブ

 午前中仕事をするとカミさんが言うので、私は居間で映画鑑賞。Netflixで 『マエストロ その音楽と愛と』ブラッドリー・クーパーが監督・主演のレナード・バーンスタインを描いた一作で、特に期待なく見始めたら、すげーいい作品で驚いた。クーパーと妻フェリシア役のキャリー・マリガン二人の演技で感情や関係を全てを描ききり(特にマリガンがすばらしい)、その二人を信じた撮影と演出も凛としていて見応えあり。時間の経過や省略も巧妙。バーンスタインの音楽は言うまでもなく極上だが、使用は必要最小限なのもセンスよく、キメのシーンが静かだったり引きの長回しだったりと自分の好みとも合致して、気づけば前のめりになり、終盤からの展開は自分の事をいろいろ思い出しもして、少し泣いた。ブラッドリー・クーパー、監督してもすげぇ次元にいったな。つけ鼻問題はまぁアレですが。

 カミさんの仕事がひと段落ついたところで外出。マクドナルドでポテトとナゲットを二人で分けて軽く腹を満たしてから、下北沢へ。今年最後の珈琲豆を仕入れ(たぶん一年以上ぶりに店長に会ったのに、顔を見るや挨拶もなく「マンデリンですか?」と聞かれた。「そうです、あとこれ」と答えた)、毎年クリスマス・イブ恒例の食事会へ。私にしては大人数で騒がしい、ドヤドヤガツガツの会、たらふく喰らう。帰ったらちょうどM-1が終わったところらしく全く見なかった、あとでYoutubeに動画が上がるはずだから、それを見ればいいか。