不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

特には起こらぬムーブメント

 疲れ切って夜遅くに帰ると何をする気にならず、どうにか風呂に入るかシャワーを浴びるかはできるが、それ以外の事ができないので、髪も洗わず、髭も剃らず、爪も切らず、そうするとなかなかやばい顔つきになっていってしまった。仕事の終電帰りは悪である。終電帰りどころか一ヶ月のうちに三回もタクシー帰りがあるとは思わなかった。車中から外を見ながら《流れる景色を必ず毎晩見ている/家に帰ったらひたすら眠るだけだから》という往年の名曲の一節を心で歌っていた。その後に《自分がどれだけやったか/窓に映っている素顔をほめろ》という歌詞になるが正直ほめる気力はなかった、むしろ何してんだ自分はという徒労感と虚無感しかない。ようやく休みになった今日、髪を洗って、髭を剃って、爪を切った。


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