不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

冷やし中華食べてみました

 冷やし中華を食べた事は片手で数える程度と言ったら、「近所に有名な店があるから連れてってやるよ」と上司が昼飯で奢ってくれた、さすがにそこでチャーハンを頼むような事はせずに冷やし中華を頼んだ。来た冷やし中華は、均一の長さ太さに細切りされた焼豚、卵、胡瓜といった具材が麺をぐるりと覆うように縦にピッチリと並べられたもので、秩序ができていた。それを壊しながら食べるカタルシス冷やし中華からは感じないけど、味はうまかった、また食べるかはわからない。崩しながら食べる料理は結構あるが、中でもスイーツ関連はその最たるものではないか、繊細にデザインされているが繊細なデザインだからこそフォークなどを入れた時の秩序の破壊っぷりがすごい。シュークリームやミルフィーユはどうやったらキレイに食べられるのだろう。猫や漫画のキャラクターの顔を模したお菓子なんかもそうで、それ自体はかわいいけれどそれに刃物を入れたりかぶりついたりした後の光景はひどいものだ。そう考えると、アンパンマンはすごい、何せ原作からして頭を食べる事が前提になっている、かじられたままの状態の時もある。「ぼくの頭を食べなよ」と子供がメインターゲットのアニメの主人公が言うのは字面だけだと狂気ではないか、やなせたかしの恐ろしさよ。どうしようもないのは、お菓子ではなくキャラの顔がそのままマグカップになっているもの。わりと無理やりデザインされている事もあるし、飲む時に頭の中を飲んでいる気がして、いつも『多重人格探偵サイコ』に出てきた、脳に花を咲かせる異常犯罪者を思い出してしまう。