不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

夏休派金沢日記

 夏休み第二弾である。第二弾では一泊でもいいから旅行をしようと決め、いろいろ考えた末に行先は金沢となった。何故、金沢か。明確な理由は特にない。「金沢がよい」という話を聞いていた、読んでいるウェブ日記で金沢旅行に行った事が書かれていた、某旅行会社のお偉いさんと話した時に金沢の観光政策をほめていた……といった諸々が重なって、行く事にしたのだ。
 土砂降りの雨の東京を9時20分の北陸新幹線に乗って離れ、12時前に着いた金沢もやはり雨であった。仕方ない。天気には逆らえない。雨男だし。折り畳み傘を差しながら、まずは近江町市場まで歩いていく。平日でも結構な賑わい。ぶらり市場を散策してから、店に入って海鮮丼。うまし。再び下に行って、近江町コロッケでクリームコロッケを一つ食す。レジの隣に電子レンジが置かれているのがポイント高い。味が濃くて、ソースなくて十分。うましうまし。食べている間に雨もやんだ。
 市場から金沢城公園近くにある金沢白鳥路 ホテル山楽まで歩く。とりあえず荷物を預けようと思ったらもうチェックインできるというので、部屋まで行く。なかなかシックでナイス。一休みしてから、再び外出。公園をぐるりと歩いて、金沢21世紀美術館へ。何が催されているのかは知らず、話に聞くレアンドロ・エルリッヒの「スイミング・プール」を覗いてみたかったので行ってみたら地下から見るには企画展のチケットが必要で、企画展は「ヨーガン・レール 文明の終わり展」をやっていたのでそれも見ることに。各部屋にいる係員の制服がかわいい。木曜日だというのに、ここも盛況。土日などはかなりの人手になりそう。ぐるりと堪能をしてから離れる。
 次は歩いて長町武家屋敷跡へ。まぁ屋敷があるだけといえばそうで、そこにはまだ人が住んでいるので外から見学するだけなのだが、人が見に来る家に住んでいるというのはどういう気分なのだろう。外に洗濯物も干せなさそうだ。町中に和菓子屋があって喫茶も併設していたので、そこで一休み。抹茶とお菓子。ガイドブックで現在地を確認し、どこで夕飯を取るかの目途を付ける。
 今度は片町まで歩く。犀川を少しばかり散歩して時間を潰してから、開店したての居酒屋に入る。寿司居酒屋を銘打っている店なので、魚を中心にドシドシ頼む。どれもこれもうまい。それに安い。ついつい喰いすぎてしまう。気づいたら店内は満席だった。人気店なのだろう。早めに来てよかった。
 かなり歩いているが、腹ごなしもかねて夜の金沢も少し歩きたいと思ったので、ホテルまでぶらぶらと。また21世紀美術館まで来たら、外の展示品は夜に見た方がいいのではと思うものだった。誰もいないので、なかなか気分がよい。
 ホテルに戻り、一休みしてから風呂へ。温泉は期待していたほどではなかったが、足が延ばせるので気持ちいいのに変わりはない。何となくサウナに入ったら、ちょうどNHKのニュースが流れており、見ていたら長居してしまった。出て、無料のオレンジジュース、ウーロン茶、アイスを全て堪能。
 あとは部屋でだらだらするも、0時前には睡魔に襲われる。それにしても、よく歩いた。今日の移動は全て徒歩だった。iPhoneに内蔵されている万歩計を見たら20000歩近かった。これまでの最高記録かもしれない。よく眠れそうだ。