不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

休日派一日がものすごく長かった日記

 どちらも何回か行った経験しかないが、結婚式は個人の好みが出るものだが、葬式はその地方・土地の色が濃いものだ。まぁうちの母は完全に自分の好みで葬式を仕立て上げたわけだが、そういう人は稀だろう。今回は仙台で行われた葬式に参列したのだが、これまでと段取りなどが結構違っていて興味深かった。
 姉の旦那の父親という、遠いようで近く、されど会った事は片手で足りるくらいという間柄だと、一体どういう気持ちでいればいいのか、ちょっと迷った。迷うのもおかしな話なのだが。まぁ気持ちとしては「どうぞ、安らかに」でいいと思うが、身内として手伝いもするわけで、しかし知っているのは姉一家だけという状況は、なかなかアウェイで立ち回りが難しかった。話しかける相手もいないし、相手が誰なのかも知らないのだから。作業量は多くないが、とにかく気を張っていた上に、元気いっぱいの甥っ子の相手もあって、帰りの新幹線では脱力状態だった。
 そういえば、かつて一緒に住んでいる頃、姉(と母も)は俺と猫をよく呼び間違えていたが(例「(猫を探しながら)龍はどこいった?」、「(俺を見ながら)パブロはさー」)、今回は息子と俺を呼び間違えていた(例(俺がいるそばで)「あの子は?」「龍はね……あ、違う」)。「自分よりも下にいる」というカテゴリーの中に組み込まれているらしい。もうしょうがない、たぶん一生続くのだろう。
 明日はゆっくり休む。