不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

休日派久し振りに映画二本日記

 寝れるか心配だったが、ぐっすり寝てしまい、むしろ寝すぎて起きたら10時過ぎていた。よく眠れるのはいい事だ。洗濯をしてから図書館往復し、外出。近所のイタリアンに初めて行ってみる。まあまあうまい。
 新宿に出て、ピカデリーで『ボーダーライン』。作品のフォーマットになってしまった「麻薬戦争」に延長線を引き、倦怠と憂鬱と共に変質した世界を描く。退屈とすら感じそうな物語の遅さと次第に形を露わにするデルトロの演技の共鳴がすばらしく、魂を燃え尽くすヴィルヌーヴの筆致は一級品ですね。絶望の叩き込みがすごい。
 マリアージュ フレールで紅茶を飲む。修羅場後の贅沢。本屋をのぞいてから今度はバルト9『グランドフィナーレ』。ジイさんが嘆きから前向きになるというありきたりな話かと思いきや、優美と残酷を兼ね備えた佳作。老いと若さのすれ違い、生きる事は老いる事、忘れると覚えている……。そつがない構成と演出に妙なユーモアがいい味付け。ちょっと浮世離れした空気がマッチしていた。
 地元に戻り、回転寿司をつまんでから帰宅。入浴。日記書き。寝る。明日は出社するのだが、午後出でいいそうな。よかった。