不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

早いお別れ

 三月末に俺の転職と同時に入ってきたバイトが、本日「お暇を頂戴したいんです」と言ってきた。ずいぶんと突然の話である。何故なのか、理由を問うと「アメリカにいる親友が病気で死にかけていて、彼はゲイで親とも疎遠で、パートナーも忙しい人で看病できない。そこで自分が看病をしたい」との事(他にもいくつかあったが、これが一番の理由らしい)。何ともドラマチックな話で、嘘か真か、疑うほどである。一応、親友の写真も見せてもらったが……。だがしかし、考えてみれば、仮に本当ならば見上げた話ではあるし(当面の生活費とか経費とかはどうすんだろうとは思うが)、嘘なら嘘でこんな話を平然と言うのだから大胆不敵、いずれにせよ天晴れなりッ! と思って、気持ちよく見送ってあげた。そのうちどこかで会う事もあろう。