不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

休日派有楽町シネマ日記

 羽田空港へ。前回と同じくkjの出張の見送り。これまた同じくキハチで食事もする。行きは京急を使ってきたが、帰りはモノレールで浜松町に出て、山手線で有楽町へ。角川シネマ有楽町で夕方一回だけ『ハンナ・アーレント』をやっているので、予約しておいたのだ。それまでの時間、何をしようかと他の映画を探すも、時間が合わず。ふと、同じく角川シネマ有楽町で上映されている映画を調べたら、当然ながら時間は合うので、そちらも見る事に。
 一本目『愛しのフリーダ』ビートルズの秘書を11年間、つまり結成から解散までつとめた女性のドキュメンタリー。これまで表に出てこなかったが、「息子を早くに亡くし何も伝えられなかった。孫には伝えておきたい」という思いでの証言だそうな。至って平凡な女の子の青春、ただし側にいたのはビートルズ。映画は彼女の証言に寄っているだけで、斬り込みや洞察があるわけではなく、また正直言って彼女の証言もさほど新事実や真相を明らかにするものではなかったから(わりと隠していたように見えた)、作品にはあまり深さや伸びはないけれど、彼女のメンバーへの誠実さや、「青春の始まりと終わり」の言葉の数々にグッとくるものあり。普通だけど稀有な女性だ。それにしても後期(特に末期)のビートルズのビジュアルは本当にかっこよい。中でもジョージ・ハリスンはいいね。
 休憩を挟んで、メインの二本目『ハンナ・アーレント』。噂に違わず、考えさせられる作品。これは、別にちゃんと感想を書きたい。何はともあれ、滑り込みとはいえ今年中に見られてよかった。
 地元駅に戻り、てんやで天丼。会社近所の本屋にも有楽町の三省堂にも見当たらなかったジョン・カサヴェテス特集の『Coyote』を地元の本屋で見つけて購入してから帰宅。コーヒーを淹れて、炬燵で飲みながらThe Yellow MonkeyのドキュメンタリーDVD『パンドラ』を見る。ようやく通して全篇見られた。これと、エレファントカシマシのDVD二本、さらにthee michelle gun elephantの京都磔磔のライブDVDと、俺の心のバンドたちの映像作品がやたらと出たので、あと一回ずつ見てから感想を書いていきたいな。
 入浴、日記書き、読書、就寝。今夜も湯たんぽと共に。