不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

休日派みちくさ市日記

 晴天。本を抱えながら雑司が谷へ。「第1回鬼子母神通り みちくさ市である。順延したので姉は参加できず、kjと二人での参戦だ。
 受け付けをすませ、さっさと準備開始。プレオープンに参戦したので*1、流れがわかり、すばやく動けた。今回もふとん屋の前。追加の本に値札を貼って、本の並びを考えて、開始10時前に完了。いつでも来い。
 と、気合い十分だったもの、午前中だし人は少なめ。交替で軽く回ってみる。売るつもりだし、あまり買わないつもりで。うーん、他店を見るのは勉強になる。戻って、いざ自分の店を見てみると、並んでいる他の二店に比べて、なんというか、茶色い。他の二店がケーキとかなら、うちはイカと大根の煮物、みたいな。それはそれで味があるわけだが。

 昼は、焼き鳥とから揚げ。むしゃむしゃ食いながら。昼くらいから人は増えだしだ。とはいえ、前回よりも少ないけど。しかし、それ以上に手応えがない。売れる気配がなく、前回と客層が明らかに違うのだ。具体的には言えないけど。こればっかりは人の流れと運なので、何もできず。「一声あれば安くします」と、投げやりにも聞こえるような言葉を吐きつつ、売る売る。
 日差しが強くなってきて、アチーアチーと言っていたら、ふとん屋さんが日差しよけになる布を貸してくれた。店先まで借りて、布まで借りて、感謝感激。おかげさまで、快適に過ごせました。
 あまり買わないつもりで、また他店を回ると、気づけば本を抱えていた。あれー?

 回る中で、いろいろな人にご挨拶、お話できた。中でも塩山芳明氏が強烈。刺激と毒を全身に。ケタケタ笑ってしまった。
 16時の終了時間を少し過ぎたあたりで撤収作業。ぼちぼちの売り上げといったところか。今回は売り方を勉強したというより、時と場所で全然違うんだ、という事を学んだ。商売って難しい。そしておもしろい。
 向井さん達に挨拶をして、引き揚げる。主催者の皆さん、参加した皆さん、遊びに来た皆さん、お疲れ様でいた。またどこかで。
 副都心線で新宿に。ピカデリーを覘くと、時間が合うのでチケット購入。早めの夕飯を取りつつ、今日の清算。えーっと……うん、やっぱり前回よりだいぶ低い上がりだ。まぁ、それでもじゅうぶん利益は上がったけど。いない姉の分を引き、経費などをやりとり。明朗会計。よかよか。
 映画鑑賞。作品は『グラン・トリノ』。
 …………はっ、放心してしまった。凄い。傑作という言葉は、ちょっとあてはまらないくらい凄い。今日一日の余韻を吹き飛ばすかのような余韻。ふわー。
 そんなわけで、なんとか思い出して日記を書いた。思い出し次第、書き加えます。今日は、駄目だ。