不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

終わり方までややこしい

 橋本治『最後のああでもなくこうでもなく そして時代は続いて行く』読了。読了たって、書かれている事をなぞっただけだ。完結したからというわけではないが、もう一度、橋本治の本を読みなおしてみるかな。
 最後まで相変わらずややこしくて、わかりにくくて、おもしろい。「ああでもなくこうでもなく」シリーズはこれで終わりだそうだ。いまやってるのは別の形でまとめるのだろうか。
 橋本治が時事コラムを書かない。何かが起きた時、「あの人はどう思う(考える)だろう」と気になる人が、一人いなくなってしまった。淋しい。でもそれは、自分の頭で考えろという事なのかもしれん。いつまでも、他人の頭で考えても仕方ないのだ。ああでもなくこうでもなくと頭を抱えよう。

最後の「ああでもなくこうでもなく」―そして、時代は続いて行く

最後の「ああでもなくこうでもなく」―そして、時代は続いて行く