不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

茶の湯と陶器

 山田芳裕へうげものに遂に手を出してしまう。絶対におもしろいと思っていたが、手を出せば一気に買ってしまうので無視していたのだ。そんな事をしても当然無駄で(気になっているんだし)、とうとう後輩に借りてしまった。
 いやはや、予想以上にすばらしくおもしろい!
 主人公・古田左介は数寄者。織田信長に仕えながら、その伴天連趣味に刺激を受け、その他の目利きや数奇者からわびさびを吸収し、自分の目を高めながら欲望を満たしていく。時には頭を下げ、時には人を欺きながら、“粋”の世界をひた走る。
 史実がベースとなっていて、誰でも知っている戦国時代を、“物”が主役という新たな視点で、山田芳裕ならではの枠をはみ出たダイナミックな絵で描いている。こりゃ新しいわ。
 ゆっくり読んでいこう、と思いつつ帰りがけに2巻を買ってしまった。の、信長さま〜ッ!

へうげもの(1) (モーニング KC)

へうげもの(1) (モーニング KC)

へうげもの(2) (モーニング KC)

へうげもの(2) (モーニング KC)