不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

新しい気分

 四月一日という新年度スタートなうえに週も改まる月曜日という事で、そこかしこで新生活の雰囲気が漂っているように感じる。実際に自分の会社にも新しく入ってきた人がいたが、いわゆる新人ではないし、私のいる部署に限って言えば新風はないのでいつも通りの吹き溜まった空気であった。いかん、やさぐれていると思ったので何かしら新しい気分になるものはないかと探したものの、iPhoneのロック画面を別の壁紙に変えるくらいしかなかった。やれやれとぐったりしながら風呂に入ると新しい入浴剤で、いい香りなのもあって結構新しい気分になれたからカミさんにお礼を言いながら何の香りかと聞いたら、「サンダルウッドだって。説明によると『自分と向き合う、やすらぎの時間』になるんだって」、自分と向き合うのか、そんな香りがあるのか、まぁ風呂はいつだって己との対話だしなと納得したが、いま自分と改めて向き合ったらあまりやすらげない気もしてしまった。

三月三一日、花が少しある花見

 数日前、病院の待合室で流れていたワイドショーを眺めていたら、「『速報』東京 桜の開花は?」と靖国神社から生中継をしていて、少しは気になるけれど天気予報コーナーにでもやればいいはずで、わざわざ速報するようなニュースなのかと眉を顰めた、その時は開花ならずだったなんて事を思い出しつつ、咲き始めた花を愛でに昼飯後に井の頭公園へ行ってみる。中心部などでレジャーシートを広げて楽しげに過ごす方々のいる下をなるべく見ずに上の花を眺めながら、アイスチャイを片手に散歩。気持ちいいが、暖かいどころか暑いために弱っている身体はすぐに疲れてしまい、買い物をして早めに帰宅。休日一日で疲れがとれるわけがない。

三月三〇日、俺たちの土曜日

 午後に仕事が一件あって、全部終わったところで「俺たちの土曜日はこれからだ!」と気を取り直したものの、体力も気力も使い果たして疲労困憊な上に、地元に戻ったらもう十七時過ぎていたのだから、これからも何もなかった。とりあえず珈琲豆を買ってから家に帰り、今日の夕飯は何かとカミさんに問うたら「カレー」と返ってきたので「これが俺たちの土曜日だ!」と再度気を取り直したのであった、いつものラムカレーはいつもの通りうまし。明日はひたすら気を抜こう。

汗っかきではあるけれど

 何とか今日一日を生き延びた。寝ている時からやけに汗をかいていて、いくら自分がよく汗をかき、今日はどんどん気温が上がっているからといってちょっと変だなと思った。自律神経がおかしくなっているのだろうかと心配になったが、それでもかきまくったら幾分スッキリしたのでデトックスをしたと思っておこう。今週をやり切ったと言いたいところだが明日も仕事が一件ある、やはり多忙が悪い。

多忙につき

 今日はそもそも通院があったので在宅勤務だった。在宅勤務なのでぽちぽちと仕事をしていたが、一つ終わらせたら猛烈な睡魔に襲われたので布団に潜り込んでひと眠りすると、起きたら今度は寒くなってしまって、これはあかんと風呂に入ってじっくりあったまってようやく回復した。季節の変わり目なのか何なのか。病院で担当医に話したら、カルテに「多忙につき、疲れやすい」と書かれた、ですよね。

余裕ありませんでした

 朝起きた瞬間、これはあかんのではないかと思い、パンを喰っていつもの薬を飲んだら確信に変わったので二度寝する。一時間後に居間にいたカミさんが様子見に来たが、一瞬起きるもまたもや寝に入る。その間、「布団のカースガノン(『ティアキン』のボス)みたいなイビキをしていたよ」との事。午後出社のつもりだったがこのまま在宅仕事にする連絡をし、本当に仕事をする気でいたが結局何もできず。夜の会も欠席の連絡をする、昨日だったらよかったけれど昨日だったらより悪化していたかもしれない。余裕のあるなしの段階ではなかった。駄目です。

余裕なし

 今夜の仕事の席はどこの店だったかなと主催者に確認したら「明日だよ」と言われる、欲しかった余裕ができてしまったが間違えていたのは余裕のなさからかもしれない。どうせ仕事なのだから今日でとっとと終わらせておきたかったという思いもなきにしもあらずだから我侭な話だ。今月で会社から去っていく人が二人ほどいたのだが、すれ違って二人ともろくに挨拶もできなかった、二人とも仕事でいろいろとやり合った間柄ではあったものの、挨拶くらいの余裕があってもよかったはずだ、お互いに。妙に喉がイガイガする、風邪だろうか、やっぱり余裕がない。