不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

そこに愛はあるのかい

 河出書房新社から『ピーナッツ全集』が出ると聞いて喜んで、もちろん買うつもりだったのだが、発売が開始された今でも予約も購入もしていない。理由は、まず置く場所がない、なんとかしたい。そして角川書店から出たデイリー版サンデー版は全巻持っていて、これらはあくまで後期作品の収録でしかないのだが俺はその後期が特に好きだから、これだけあればいいのではないかと少し思ってしまっているからである。全てを揃えるのは愛だが、全てを揃えることだけが愛ではない。

 それでもたぶんそのうち買うだろうと思っているのだけれど、今日河出書房新社Twitterアカウントがハロウィン仕様の飾り立てた全集の写真と共に宣伝ツイート*1をしていたのだが、おい、ハロウィンで『ピーナッツ』ならば、ライナスとカボチャ大王に触れるのが当然ではないか、今日は彼らの日だろう、一体何を考えているのだ。編集か営業か広報か、誰が担当しているのかは知らないけれど、商品としての『ピーナッツ』、あるいはキャラとしてのスヌーピーたちへの愛はあっても、作品への愛はない、と感じてしまって、些か興醒めしてしまったのだった。

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