不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

『Ⅹ』はいつ発売だろう

 誘われて「第25回ファミリークラシックコンサート〜ドラゴンクエストの世界〜」へ行ってきた。要はすぎやまこういちドラクエ音楽コンサートだ。すぎやま氏のコンサートは二、三度行った事があるが、フルオーケストラは初めてでさすがに音の厚みが違う。今回は『Ⅶ』の音楽でゲーム自体やった事はないけれど十分楽しめた。座りながらとはいえすぎやま氏、もう80歳だというのに2時間半くらいタクトを振るうのだから、お元気だ。
 考えてみると、「ドラゴンクエスト」は堀井雄二すぎやまこういち、そして鳥山明の三本柱体制で作り上げきた作品たちで、一つでも欠けたらもうできないと思う。一方「ファイナル・ファンタジー」はいつからか変革を繰り返している作品で、だからこそ違った形で生き延びられるが本質はどうなのかという問いかけになる。伝統と変革、純粋なまま消えゆくか、変わり続けて転がるか。ずいぶんと両極端な作品なのだな。……まだドラクエが終わるかどうかはわかんないから勝手な考えなんだけど。
 アンコール2曲やって終了。満足。ただオーケストラで奏でるにはいささか音の尺が短くて、「あれ、これで終わりか」と拍子抜けしたのも否めない。母が存命の頃は便乗してクラシックやオペラに何度も行っていたが、一人暮らしを始めてからすっかり遠ざかってしまった。これを機に、また他のも行ってみたいが、そもそもチケットが高いんだよな……。