休日派散財日記

　11時頃むっくりと起きる。計算すると13時間、就寝前も入れると15時間近く寝た事になる。さすがに身体も重く、頭もすっきりしないが、徹夜明けにしてはまあまあの体調かもしれない。ほんと、徹夜はしたくない。日々のリズムを整えたい。まぁいまの仕事をしている以上、無理な話だろうが。
　久方振りにからすみのパスタなんぞを食してから新宿へ行き、映画館でチケットを購入。本屋をのぞき、一冊購入。修羅場期間はまともに本屋をのぞけないので、明けにこうやって見ると、ずいぶん新鮮な気分になる。たった3、4日しか間は空いてないんだけれど。
　K's cinemaで『MAD探偵〜7人の容疑者』。ややマニアックな映画と言えるので、日曜昼の回でも半分くらいの入り。だが、いい映画。おもしろい、マッドネス……ッ！
　鑑賞後、別の本屋で2冊購入。地元に戻りCDやDVDを借りる。修羅場明けは散財してしまうな。
　夕飯（買ってきた京樽の寿司）喰いながら、『シャーロック・ホームズ』（ガイ・リッチー／2009）を見る。ホームズなのにアクションなのかよ、という突っ込みは山とされたであろう、俺もそう思った。が、言うほど「ホームズ」に思い入れはないので、予想以上に楽しんでしまった。意外とガイ・リッチー風味は抑え気味で、見事なロンドンの街並みが見ごたえあった。「ホームズ」という枠があるからこそのおもしろさと歯がゆさ有り。それにしても、あのワトソンくんはかっこよすぎて、いいのか悪いのか、それが映画を決定づけた感はある。俺はよしととった。このコンビで次作があるなら、ぜひ見てみたい。
　昨日の日記をざっくり書いて、コーヒーを淹れてから『バッド・ルーテナント』（ヴェルナー・ヘルツォーク／2009）を見た。悪徳警官が七転八倒するような作品かと思ったが、いやはや、変な映画だな、おい。元の映画の邦題には「刑事とドラッグとキリスト」という副題がついていたそうだが、うん、納得。ねっとりした前半から、螺旋階段を躁鬱気味に上下するような後半へ。ニコラス・ケイジがぐるぐると暴れまわる演技で、いいです。
　風呂に入りながら、『MAD探偵』の感想を考えるも、あまり浮かばず。まだ頭がぼんやりしているうえに、3本も映画を見てしまったせいだろう。明日に書く事にして寝よう。

シャーロック・ホームズ [DVD]

バッド・ルーテナント [DVD]