不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

野球を見た

 会社に着いたらフロアに人が少なく、会議室を覗いたらテレビの前にみな集まっていた。私はそこではなく自分の部署にテレビがあるのでそれをつけて見ていた、私しかいなかったが途中で後輩が来た。スポーツにおいてのドラマは作るものではなく、振り返ったらできていたものだと思うので、ドラマありきのような采配はいささか鼻白むところがあるにせよ、結果から見ればドラマどころか伝説のような展開で熱く盛り上がってしまったのだからチョロいものである。スポーツの国際大会が盛り上がるたびに、ナショナリズムの高揚であったり、「これが戦争だったらもっとすごい事になるのだろう」といった声が聞こえてきて、それは正鵠を得ている面があるのは確かだけれど、安直な言葉ではあるが感動はもちろん夢や希望といったものをそこに見出す人もいるはずなので、ナショナリズムのみで語るのもおかしかろう。などと書くが、試合を見ておもしろさに興奮したりある程度の感動をしたりはするものの、スポーツから夢や希望を抱いだり、ましてやナショナリズムを高める事は私はほぼなく(日本を応援する事自体がナショナリズムなのだと言われればそうかもしれないが、それは元からうっすらあるものではないか)、だから他人事のように浮ついた言葉を使うしかないのだけれど。WBC、日本優勝おめでとう。