不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

一二月一八日、飲茶、M-1、鎌倉殿

 姉一家と定期会にして忘年会をいつもの飲茶食べ放題の店で開催すべく、開店間もない店に突撃したら、店員に「四人以上のお客様はワクチン接種証明書が必要です」と言われる、一年前はそんな事言われなかったのに何故今年になって。私は持っていないし、カミさんにいたっては打っていない(打てない)ので諦めるしかないかと思いつつ、「じゃあ、二人と三人に別れたらどうですか」と屁理屈めいた事を言ってみたら、店員同士が相談に入り数分後、「では、こちらにどうぞ」と通された席は五人席、ええんかい、まぁどっちみち同じ事ではあるんだけど。いいというならいいのだろうと堂々と座って五人でたっぷり喰らう。食後、三省堂を覗いてから茶でもと思ったらどこもかしこも混んでおり、流れ着いた喫茶伯爵に何とか滑り込む、ここでこそ二人と三人に別れて座った。あれこれ談笑。年内にまた会うかもしれないが、一応「よいお年を」と言って解散。甥っ子は今日も元気だった。

 夕飯は家で豚汁と焼きおにぎり一つ。M-1の序盤を見始めるも、オンタイムで『鎌倉殿の13人』最終回、すなわち北条義時の最期。13人のもう一つの意味、そこからの展開、そしてやはり『ゴッドファーザー』もかくやのラスト。妻と親友に裏切られ、最期は姉に……だけどそこにも救いがあって、その姉はこれを抱えてまだ生き続けるわけで、しかし義時と政子の物語はここで完、あまりに見事、見事すぎる。三谷幸喜恐るべし、そして俳優も演出も、全てがすばらしかった。いやはや、いい一年だったな。すぐさまM-1に戻るも、なかなかネタが入ってこなかったが、最終決戦あたりから笑えた。しかしこの見方は情緒の上がり下がりがしんどいものだったな。それにしても『鎌倉殿の13人』、最初からまたもう一回見直したい。