不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

一一月二三日、円盤三枚

 昨日届いた、宮本浩次のソロライブ『縦横無尽完結編 on birthday』をとりあえず一見。ツアー最終日なだけに出来上がっているコンサートですばらしく、宮本がどれだけ偉大なシンガーなのかもよくわかる。バックは完全に任せて歌だけに集中する宮本のポテンシャルが如何なく発揮されている。ここ数年は宮本ソロもエレカシもライブと縁がなくて寂しい。あと、エレカシの楽曲だとバンドの違いが如実に出ていておもしろい。個人的にはやはりエレカシの楽曲はエレカシのが断然いいのだが、それでもそれなりにクオリティが高いパフォーマンスではあったのだけれど、唯一“ガストロンジャー”だけは宮本本人もバンドの演奏も呼吸を合わせるためにお互いに置きにいっているのが丸わかりで、こんな窮屈そうなのは初めてだった、終盤はよくなっていったけど。吉井和哉もそうだったが、ソロではソロの楽曲が一番いい。このあとエレカシも聞きたくなって、聞きたくなったのに何故かドキュメンタリーの『劇場版エレファントカシマシ』を再生、これぞバンドよとしみじみ。次に昨日書いた『グッドナイト&グッドラック』をようやく見つけたので再生。モノクロでタイトな演出がスタイリッシュで抜群にかっこいいし、赤狩りの危険性はいまだ有効だが、一方でマロー側の信念や主義はこれはこれで過激で危ういのでは、と公開から十六年経ったからこそ思う。ウィルコ・ジョンソンの訃報。この人がいなければアベフトシが、ひいてはミッシェル・ガン・エレファントはいなかったかもしれない。一度だけ単独ライブに行けたのはいい思い出。*1


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