不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

人は酸素で動いている

 ちらりと聞いてはいたけれど改めて検索したところによると、血中酸素飽和度は99~96%が正常値で、例のウイルスに感染した人の場合、96%以上は軽症、93%〜96%未満は中等症Ⅰ(呼吸不全なし)、そして93%以下は中等症Ⅱ(呼吸不全あり)と区分されるという。私の肺炎が発覚して測った時の最低値は92%でケース・バイ・ケースであろうがあまりよろしくない数字であり、見た瞬間に担当医が「おっと……」という表情をしていたし、それを見て私も息苦しいわけだと納得した。ずっとこの数値ではないだろうが低かった状態なのは確かで、よく通勤なんぞしていたものだ。駅までの道や駅の階段を上がるだけで息が切れて座り込んでいたのを単に不調だという一言で終わりにしていたのだから正常ではない、まさに脳にも酸素が行っていなかったのだ。いまはゆっくり近所を歩きながら呼吸の具合を見ている。人間のガソリンは酸素だ、そして《ナビゲーターは魂だ》というフレーズを思い出して、ブルーハーツの名曲を口ずさみながら散歩している。


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