不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

じゃま

 駅中のフードコートのようなところで昼飯を食べた、鴨汁蕎麦。ああいったところは個別の席もあれば、相席前提の大きなテーブルもあるもので、そこの端っこに座ったら、私の前には男女の二人組がいた。他の客からは離れていたので、何となくこの三人がひと塊のように感じてしまい、そうすると実質私が邪魔ものなのではないかと思ってしまった、せっかく二人で隔離されていたのに何だこいつは、と。食事中、二人は一言も話さなかったし、隣同士に座っているから当然とはいえ目を向けあう事もなく、かといって殺伐とした雰囲気でもないので、ますます私が二人の空気の邪魔をしているかのように思えてしまって、いつも以上に早めに蕎麦を食べて、そそくさと席を立った。その後で二人が会話をしたかどうかは確認していない。こんなふうに感じる事はめったにないのだが、疲れているからだろうか。