不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

五月七日、フィッシュマンズ

 喘息の薬が切れてしまったので、ちょっとなしにしてみようと数日過ごしていたが、また咳が出始めたのでこれはあかんと今日の午前に病院に行って薬をもらう。癖になってしまったのだろうか。一旦家に戻り、薬を置いてから今度はカミさんと出かける。下北沢へ行き、珈琲豆を注文。焙煎の間にイタリアンで昼飯。シェフが言うには今の場所に移転してから二十年だそうで、たしか私がこの店に初めてきたのが2003年だから十九年前、移転してすぐに来るようになったのか、知らなかった。というか、もう二十年近くここに通っているのか、ほへー。珈琲豆をピックアップしたらすぐに地元に戻り、本屋に寄ってから帰宅。紅茶を飲みながら仕事の資料読みとメモ作り。思ったより早く終わったので、レンタル配信で『映画:フィッシュマンズを見る。フィッシュマンズ自体は何度も聞いていて、でもいまいちしっくりこなくて、でも気になる存在だったので、映画も気になっていた。ならいっそ見てしまおうと金払って再生したら、一気見してしまう。フィッシュマンズの音楽が初めてダイレクトにこちらに響いた気がした。ドキュメンタリーとしては正直普通の出来栄えだけど(丁寧に綴っているとは思った)、メンバーやスタッフ、関係者がまだリアルな気持ちでいながら遠い思い出であるというギリギリのタイミングでの証言で、その語り方にぐっときた。バンドの美しさと残酷さもあり。音楽の「成功」とは何だろう、この先を見てみたかったと思う人しかいなかっただろう。


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