不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

「いやいや」

 わりと特殊な職場環境で、会社に新入社員は入るけれど部署には入らず、入っても同い年だとか歳上が多く、キャリアも年齢も下の後輩は今も昔も一人しかいないのもあって、先輩として後輩と飯や飲みの席に行って奢るという行為が極端に少ない。酒を飲めない私としては金も減らないので有難いのだが、少ないのだから機会あればまぁ好きなもの食べなよと後輩に言う。上司にご馳走になって会計後に「ごちそうさまでした」とお礼を言うと上司は「いやいや」とその話はいいからと言わんばかりに応えるのだが、いざ自分がその立場になって後輩から「ごちそうさまでした」と言われたら、同じように「いやいや」と対応してしまった。親の背を見て子は育つというより、奢ってくれるのが上司だけなのでそれをそのまま学んでしまっただけかもしれない。今日も奢って、お礼を言われて、言った、「いやいや」。