不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

誰かの付箋から

 写真も載せたが先日の本屋めぐりで吉増剛造の詩集を買った、現代詩文庫シリーズの一冊。短歌はまだしも詩はいまだに読み方がわからない、読み方本などを含めていろいろ読んでいるがまだ感触が全くない。されど開いたページに、引かれる言葉や一説があれば買ってみる事にしている、引用などされているのを見かけて引き込まれるのと同じでそれが詩の読み方として合っているとは思えないがいまはそうしている。吉増剛造は名前だけは知っていて、これには代表作が網羅されているだろうと買ってみたのだが開いたらサイン本のようだった。正確に言うとサインではない、本人の名前ではなく持ち主と思しき人の名前と「ありがと」といった文字が書かれていて、その文字は何度か見かけた吉増の字のようだった。買った時には気づかなかったが細い付箋が一箇所だけ貼られていて、そこを開いてみた。どの言葉、どの一説のために付箋が貼られたのかは知らないが、下記のところを私は少し気に入ったので買ってよかったのかもしれない、こういう出会いもある。

あなたもくれた
激しくたたきつけて来る太陽の中で
めらめらと焔が燃えた
光が光にかさなった
けれども二つの火が燃えていた