不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

文は人なり

 元アイドルが経営しているラーメン屋をめぐる案件は横目で見ているくらいだったのだが、騒ぎの中心となった人が反論ブログを書いたそうで、朝から話題になっているからついつい読んでみたのだが、これがなかなかのものであった、悪い意味で濃厚。書かれている内容がまずひどいので(特に前半が)批判されても仕方がないものだったのだが、注目されているのはその文体である。ネットで言われている「おじさん構文」と言えばいいのか、SNSなどでは昭和軽薄体を思い出す人もいるがあれは文章力がある人があえて砕けた形にする文体なのでいくらなんでもレベルが違いすぎる。ヘラヘラしながら「ダメージはありません」と嘯く三下の悪役のような、本当の意味の軽薄である。とはいえ、文体から袋叩きにあうのはちょっとかわいそうだなとも思ったのだが、そう言いつつ俺は日記で文は人なりと書いた事があって、そうするとあの気持ち悪い文体はあの人そのものなのかもしれない、という一番キツい結論に達してしまった。ただ、こういう事を書いておいて己の文章文体はどうなのかと心配にもなる。読んでいる人から「老人の独り言」と言われた事があって、それは自分でもちょっと思った。老生しているというよりも枯れているのだろうか、それならそれでわりと嬉しいくらいなのだが。