不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

ガンダムの話のつもり

 ファーストガンダムを視聴してるのだが、割と感動している

 書き手と同じようにエヴァを見届けてからファーストガンダムに手を出している、他のも見た事ないので正真正銘のファーストガンダムである。『シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇』の配信は始まっていて、そのうち四部作一気見はしたいと思っているがひとまず間を置くつもり、そう言っていると見そうだけど。配信開始で、英語字幕でシンジからアスカへの告白が「I like you」だったと一部で騒ぎになり、その字幕から関係や感情を考察している人がいて笑ってしまった。映画字幕は訳す人のセンスによるし(戸田奈津子かアンゼたかしかで違う)、その国の言語感覚もあるので、それから作品考察するのは本末転倒だろう。自分で確認をしていないがフランス語版では「Je t'aime」と直球の「愛している」だったそうである。『ハムレット』の「to be , or not to be」を日本語で「生きるべきか死ぬべきか」と訳されたからと本場イギリス人が「これは生死の話だったのか」と思うか、思うわけがない。このシーンに限った事ではなく、全編にわたってその国の訳し方を楽しんだり、参考程度にしたりするのはわかるけれど、オリジナルテキストのままで作品を見られるのだから、何よりもそこから考えるべきなのだ、変な人達だ。

 ガンダムの話だった。三分の一くらいまで見た。書き手が書いているように、おかしな点はあるにせよ、作戦推移や作業状況などが丁寧に描かれているのがおもしろい。テンポが遅いといえば遅いが動き出した時との緩急がうまい。明らかに尺伸ばし埋め合わせのような回や時間があったり、使い回しだったり、作画か間に合わなかったのか静止画だらけの予告などもあるがそのへんの裏事情を想像するのも楽しさの一つ。主人公アムロの好感度が全く上がっていかないのがおもしろい、うるせーよおまえ。ガンダムはこれまで未履修だったが、一応有名ゼリフは知っていてそれらを実際に聞くのも嬉しい。ただ、名ゼリフとして認識されているせいか会話の流れでさらっと出てくるとちょっと拍子抜けになる。林修の「今でしょ」も字面でしか知らず、実際に音で聞いたのは流行ってから随分経ってからだったのだが、声をデカくして溜めてから「今でしょ!」と言っていると思い込んでいたのに、さらっと「今でしょ」と言っていたので逆に印象に残ってしまった、これと同じだ、同じなのか? いまのところ唯一、「諸君らが愛してくれたガルマ・ザビは死んだ。 何故だ⁉︎」「坊やだからさ」は状況もテンションもイメージ通りだった。